惟宗広言とは? わかりやすく解説

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惟宗広言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 19:45 UTC 版)

惟宗 広言(これむね の ひろこと)は、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけての貴族歌人日向守惟宗基言の子。官位従五位下筑後守

経歴

文章生を経て大宰少監式部丞を歴任し、久寿2年(1155年正六位上永暦元年(1160年)従五位下に叙される。文治2年(1186年)筑後守。

歌人として私撰集に『言葉集』、家集に『惟宗広言集』がある。『千載和歌集』に5首と『玉葉和歌集』に1首が採録されている[1]。また、今様の名人として後白河法皇に親しく仕えた。

系譜

子に島津氏の祖である惟宗忠久がいる。島津氏に伝わる公式書類ではその祖とされている。妻は比企尼長女(丹後内侍)とされるが、島津氏の史料にしか出てこない話であり疑問もある。実子説と養子説があるが、通字の問題などから実子説については近年疑問視する指摘がある。

広言までの系図 惟宗具範 ― 惟宗広考 ― 惟宗貴重 ― 惟宗考近 ― 惟宗孝言 ― 惟宗基言惟宗広言惟宗忠久

脚注

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  1. ^ 『勅撰作者部類』

参考文献

  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』(古代氏族研究会、1986年)




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