悪魔としてのレヴィアタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 23:01 UTC 版)
「レヴィアタン」の記事における「悪魔としてのレヴィアタン」の解説
中世以降はサタンなどと同じ悪魔と見られるのが一般化した。 基本的には、本来のものと同じように、海または水を司る者で外観も怪物とする。その一方で、一般的に想起されるような悪魔の外観を持つ場合もある。元のレヴィアタンが何物の攻撃も通さない様に、どんな悪魔祓いも通用しないとされている。大嘘つきで、人にとりつくこともでき、それを追い払うのは非常に難しいとされた。 特に女性にとりつこうとする。 悪魔学では、水から生まれた悪魔とされる。コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』に拠れば地獄の海軍大提督を務めており、また、悪魔の9階級においてはサタン、ベルゼブブに次ぐ第3位の地位を持つ強大な魔神とされる。 グリモワールの一つでは、サタン、ルシファー、ベリアル、そしてレヴィアタンを地獄の最高四大君主とされる。 キリスト教の七つの大罪では、嫉妬を司る悪魔とされている。また、嫉妬は動物で表された場合は蛇となり、レヴィアタンが海蛇として描かれる外観と一致する。
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