恩地の家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:36 UTC 版)
恩地りつ子(おんちりつこ) 元の妻。気苦労ばかりかける夫を献身的に支える。元には自身の感情を吐露することはあまりなかったが、我慢を多く重ねてきている。 恩地将江(おんちまさえ) 元の母。労組の委員長とした働いた恩地に、ひどい仕打ちをする会社に憤りを隠さない。物語開始時点から病床についており、元の海外勤務時代に他界する。元は転勤先から大急ぎで帰国したが、死に目には間に合わなかった。 恩地克己(おんちかつき) 元の長男。元は明るく元気な少年であったが、日本人の友達のいない海外へ行ってからは、寂しさからか内向的になる。長じてからは、元に理解を示すようになる。 恩地純子(おんちじゅんこ) 元の長女。兄の克己同様、元の海外勤務によって子供時代は苦しむことになる。元が独りでナイロビへ行ってからは、学校には登校拒否になる。自分の信念を貫こうとする元に「自分勝手なお父さん」と非難する手紙を送る。物語後半で縁談が持ち上がるが、相手の両親が元の経歴に不信を抱く。その誤解は結局解けるのだが、純子の結婚をめぐって行天が圧力をかけることになる。
※この「恩地の家族」の解説は、「沈まぬ太陽」の解説の一部です。
「恩地の家族」を含む「沈まぬ太陽」の記事については、「沈まぬ太陽」の概要を参照ください。
- 恩地の家族のページへのリンク