応用事例1 :光触媒ガラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 09:58 UTC 版)
「光触媒」の記事における「応用事例1 :光触媒ガラス」の解説
光触媒機能を外面に付加した(光超親水化機能)極めて汚れにくいセルフクリーニングガラス。降雨への暴露や外(そと)水道などを用いた散水を行うと、ただちにワイパーをかけるだけで洗剤を使うことなく、ガラス表面の汚れを簡単に落とすことができる。水が全面に行きわたり、散水後に水滴を残しにくいので、窓ガラスの塩害に悩む海辺の建物の窓にも向く。散水だけで洗剤を必要としないので環境にも優しい。水の接触角がほぼ0°の時に散水すると虹色現象が観測できる。光触媒のガラスシーリング剤やサッシビードには親水性を阻害しないウレタンゴムを推奨する。光触媒の膜厚を調整することで光分解活性や光超親水化作用を適宜調整することができる。光分解活性が高い設定では、散水だけで汚れが落ちる場合がある。反応の起動力は太陽からの紫外線なので現象を確認するには晴天時に時間を置くなど、ガラス表面の積算紫外線照射量に配慮する必要がある。
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