応用仏教学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 06:13 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動応用仏教学 (おうようぶっきょうがく、英:Application Buddhist Studies)は、仏教学の研究に、心理学、民俗学、比較法学など、他分野の研究技法を応用させる研究、或いは、仏教の思想・論理体系を心理学・経済学・経営学などに応用させようとする、比較的新しい学問分野。
経緯
第二次大戦後、日本の戦後復興と共に、心理学や経済学など、アメリカの進んだ研究手法が次々に導入され、これまでの文献学・史学的仏教学(基礎仏教学)だけではなく、仏教心理学、仏教民俗学、仏教経済学など、仏教学の学際的・多面的展開を摸索されるようになり、1966年の日本印度学仏教学会学術大会で部会が設けられた。
特徴
基礎仏教学と比較して、応用仏教学は実践的であるとされる[1]。
分野
仏教心理学、仏教論理学、仏教民俗学、仏教社会学、仏教教育学、仏教福祉学、仏教看護学、仏教経済学、仏教経営学など。
脚注
- ^ 藤田清「応用仏教学の構造」(『印度学仏教学研究』46号、1975年)
参考文献
- 西義雄「応用仏教学の基盤とその分野」(『印度学仏教学研究』30号、1967年)
- 藤田清「応用仏教学としての教育方法論」(『印度学仏教学研究』43号、1973年)
- 藤田清「応用仏教学の構造」(『印度学仏教学研究』46号、1975年)
- 吉元信行「応用仏教学への一志向」(『仏教学セミナー』42号、大谷大学仏教学会、1985年)
関連項目
応用仏教学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 18:09 UTC 版)
詳細は「応用仏教学」を参照 その後、日本仏教学会を創設し、第二次世界大戦後に日本印度学仏教学会へ改組を試みる中、心理学や民族学など、新しい学問手法で仏教を研究、或いは経営学や経済学、心理療法に仏教思想を導入する、これまでの文献学や史学とは異なる応用仏教学が成立した。
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