心臓移植をされたマウスにオペラ椿姫を聴かせると免疫制御細胞が誘導される
新見正則・帝京大学医学部准教授らの研究グループが進めていた臨床実験のテーマ。2013年イグノーベル賞(医学賞)を受賞した。
イグノーベル賞を受賞した研究成果は、心臓移植したマウスに移植後オペラ「椿姫」をずっと聞かせたところ、免疫抑制細胞が増加し、通常であれば拒絶反応が起きて1周間前後で死んでしまうマウスが平均4週間ほど生存することがわかった、というものである。モーツァルトを聞かせた場合は生存期間は20日ほどだったとも報告されている。
新見正則准教授の専門は移植免疫学である。氏は、心臓移植をされたマウスにオペラ椿姫を聴かせると免疫制御細胞が誘導されるという実験結果は、脳が免疫系をコントロールしている可能性を示すものであると指摘している。
関連サイト:
新見正則ウェブサイト
Winners of the Ig Nobel Prize
- 心臓移植をされたマウスにオペラ椿姫を聴かせると免疫制御細胞が誘導されるのページへのリンク