移植免疫

デジタル大辞泉

いしょく‐めんえき【移植免疫】

読み方：いしょくめんえき

他個体からの臓器や組織を移植された生体が、移植片に対して起こす免疫反応。→拒絶反応

生物学用語辞典

移植免疫

英訳・(英)同義/類義語：transplantation immunity

個体間もしくは種間での組織移植片に対して生じる免疫反応。

移植拒絶反応

同義/類義語：移植免疫
英訳・(英)同義/類義語：graft rejection

異なる個体間で組織移植を行った際に、組織適合性抗原が原因となって生じる免疫反応で、移植されたそしきが攻撃を受ける。

「生物学用語辞典」の他の用語

現象や動作行為に関連する概念：

科  移入生物  移植免疫  移植拒絶反応  移植片拒絶反応  種内競争  種分化

ウィキペディア

移植免疫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/20 13:41 UTC 版)

移植免疫（いしょくめんえき、英:transplantation immunity）とは移植の際に認められる拒絶反応。細胞性免疫を中心とする免疫反応であり、初回の移植で発生する移植免疫の機序はIV型アレルギーと同様である。

同一の移植抗原をもつ移植片の移植では、拒絶反応は初回の移植よりも2度目以降の移植で促進される（二次移植片拒絶反応）。これは免疫記憶の成立が関与する。

関連項目

• 自己移植
• 同系移植
• 同種移植
• 異種移植

参考文献

• 獣医学大辞典編集委員会編集　『明解獣医学辞典』　チクサン出版 1991年　ISBN 4885006104

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