心理学における物体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 02:52 UTC 版)
心理学のいくつかの分野では、物体は物理的性質を持った物理的対象であり、精神的対象と対比される。ただし、物体の解釈は学派(英語版)に依存する。(還元主義的)行動主義心理学においては、物体およびその物性は(単に)研究の意味がある対象のことである。近年の行動心理療法(英語版)においては、物体とは目的指向行動療法のための意味というだけのものである。一方、身体心理療法(英語版)においては、それは研究の意味があるだけのものを指すのではないが、物体に生じる感覚が物体自身の目的であるとする。認知心理学においては、機能主義学派と同様に、物体は、おそらく物体ではないであろう心を理解するための研究対象である。すなわち、物体に対する生物学的な考察を行う。
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