御座替本尊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 08:02 UTC 版)
客殿に安置されている本尊は、大石寺落成翌日の正応3年(1290年)10月13日、日興が日目に授与した大幅の本尊である。古来、日蓮正宗ではこの本尊を、「御座替本尊」(おざがわりほんぞん)あるいは、「譲座御本尊」(じょうざごほんぞん)と称している。この本尊の脇書には、「正応三年十月十三日之を写す、日興、日目に之を授与す」と記されてある。 当初は原本の紙幅本尊が安置されていたが、第24世日永が御宝蔵に収蔵し、宝永3年(1706年)6月15日に現在安置の板本尊を模刻した。日永は御座替本尊裏書に、「当山重宝血脈手続の大曼荼羅にして御座替りと号す、今正に之を写し彫刻せしめて方丈に安置為し奉り鎮(とこしなえ)に三大秘法広宣の利益を祈る」と認めている。
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