後継民族・国家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 09:16 UTC 版)
夏の後継といわれ、またそのように自称した民族に以下がある。 禹 河南省禹州市は紀元前1世紀になっても夏人の町として有名だった。『史記』貨殖列伝では、潁川(えいせん)と南陽は夏人の居。潁川は秦末期に、一部の民を南陽に移した。南陽は西は武関に通じ、東南は漢江・長江・淮河を受ける。宛(えん・南陽市)は亦都会で、その風俗は奇矯、職業は商人が多く、彼等は任侠で潁川と交通するので、夏人と呼ばれていると記されている。 杞国 杞県に在ったとされる。 越国 福建省・広東省・広西省からベトナム北部にかけて活動していた越人は夏人の末裔を自称していた。また禹の墓があると伝承される会稽山は越人の聖地でもある。紀元前333年、越国は楚に滅ぼされ越人は四散した。 百越 倭 倭人・倭族は百越の一族ともされ、また越人の一部は倭国に渡来したとされる(下記「#倭国との関連」参照)。 匈奴 『史記』『漢書』「匈奴列伝」に依れば、匈奴の先祖は夏后氏であり、この夏后氏は夏王朝の一族である。名を淳維といい、夏后淳維といった。
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