形態及び生態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:35 UTC 版)
「オガサワラカラスバト」の記事における「形態及び生態」の解説
全長は約45cmで、カラスバトよりやや大型である。現在も小笠原諸島で見られるアカガシラカラスバト(カラスバトの亜種)より大型で、体色は同種に較べて淡く淡灰黒色となる。また全体に緑や紫の金属光沢が見られる。 アカガシラカラスバト同様に森林で暮らしていたと思われるが、その生態について詳しいことはわかっていない。 ロシア船で小笠原諸島を訪れたドイツ人キットリッツの報告にもとづくと、オガサワラカラスバトはオガサワラビロウ(ビロウの亜種)の実と、その中の種子を好んで食べていたようである。オガサワラビロウは小笠原諸島に広く分布し、約2センチメートルの果実を落とすが、果肉が薄く、中には堅い大きめの種が入っている。アカガシラカラスバトがこの種子を食べているという報告はないので、この食性の違いが両種の共存の理由だったのではないかとする説がある。
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