弓代星空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 06:42 UTC 版)
弓代 星空 | |
---|---|
生誕 | 10月23日 |
出身地 | ![]() |
学歴 | 東京芸術大学(音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻) |
ジャンル | クラシック音楽・ロックバンド |
職業 | |
担当楽器 | |
活動期間 | 2021年10月23日 - |
公式サイト | kanatayumishiro |
弓代 星空(ゆみしろ かなた)は、日本のヴァイオリニスト及びシンガーソングライター。
ヴォーカリスト、ギタリスト、ピアニスト、ラウドロックバンドAURORIZEのフロントマンとしての顔も持つ。
東京芸術大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻を卒業。静岡県浜松市出身。
演奏する全ての楽器において非常に高い演奏技術を持ち、様々なジャンルや世代のミュージシャンから高く評されている。
ソロとしてオリジナルアルバム・クラシックアルバムをリリース、コンサートやディナーショー開催、動画発信など精力的に活動。
自身のバンドAURORIZEでは、クラシックヴァイオリンとバンドサウンドの融合を提示した作品を発表し続けている[1]。
SHIN(元ViViD)、武瑠(元SuG)、Leda、Cazqui's Brutal Orchestra、SEESAW、VIEWON、唄友など様々なアーティストのライブや作品・音楽活動に参加。元AIOLINボーカリスト。
経歴
父はトランペット奏者、母はピアニスト。
3歳の誕生日にヴァイオリンを贈られたことをきっかけに音楽への道を歩み始める。
子供時代はクラシック音楽に明け暮れたが、高校生の頃ギターの音色に衝撃を受け、独学でギターと作曲を学ぶ[2]。
バンドとの出会いはBUMP OF CHICKEN、またPay money To my Painなどラウドなバンドの影響も受けバンドにおける音楽性に反映されている。クラシックでは好きな作曲家としてラフマニノフ、ドビュッシー、ラヴェル、モリコーネらを挙げている。印象派やフランス音楽を特に好む。
YouTubeにはオリジナル楽曲の投稿を始め、クラシック名曲演奏、カバー動画、ギター演奏動画やオフショット、ファンへ向けたコンテンツなどをアップロードしている[3]。
これまでに天皇明仁の前でのヴァイオリン演奏、グランフロント大阪をはじめとする多数のCMソングへの参加、SHINや小林太郎他 数多くのアーティストのレコーディングやライブに参加。
FINAL FANTASY VIIのオーケストラコンサートにも参加。
2021年10月23日、弓代星空としての1stシングル「Teardrop」を配信リリース[4]。
2022年4月30日、ソロとして初となる全楽曲オリジナルによるアルバム「ETOILE」をリリース。ヴァイオリンとバンドサウンドを融合させた音楽性への回帰を果たした。
7月10日、前身バンドAIOLINの元メンバーであったSURUGAとSeiraと共に新たなるヴァイオリンラウドロックバンド「AURORIZE」を結成、9月10日始動[5]。
2023年開催のジャパンモビリティショーでYAMAHAブースのヴァイオリニストとして参加。またヤマハアーティストとしてエレクトリックヴァイオリンの普及にも携わる。
Cazqui's Brutal Orchestra(NOCTURNAL BLOODLUST元メンバーCazquiによるソロ・プロジェクト)クルーとしてヴァイオリンで参加。
2024年、ホテル京セラやシェラトン鹿児島にてディナーショーを行なった。
2025年3月23日、16曲入りのクラシックアルバム「NUIT D'ETOILES」をリリース。ドビュッシーやラフマニノフを始めとしたラインナップ、ヴァイオリンで演奏される事は珍しい楽曲もヴァイオリン&ピアノのスタイルで解釈し収録されている。 YouTubeでの再生数も多いカッチーニのアヴェマリア(Live Ver.)や書き下ろしのオリジナル楽曲「NOSTALGIA」なども含めた全16曲を収録。
人物・作風
幼少期は自宅や車の中で常にクラシック音楽が流れている環境で育ち絶対音感がある。
非常にストイックな性格で知られており、全ての楽器の練習を毎日行い食生活も徹底している。「誰も見ていなくても自分が見ている」と語っている。MBTIはENTJ(指揮官)、血液型はB型。[2][6]体脂肪率は一桁台。
音楽の教員免許を取得している。
使用するヴァイオリンは、1769年製 DOMINICUS BUSAN[2]。YAMAHA製エレクトリックヴァイオリン YEV PROなど。
ギターは大理石柄が特徴のL's TRUST製カスタムギブソン・フライングV「BLACK TIE V」(当ギターボディは小林太郎から受け継いだものでAIOLIN時代から演奏)を使用するほか、ギブソン・レスポールスペシャルをカスタムしたクリスタル装飾の「NIGRA」、ギブソン・カスタムショップ製レスポールスペシャル・ヒストリックコレクション「Spica」、他にフェンダー・ストラトキャスター、Taylor製アコースティック・ギター、オーダーメイドの7弦ギター「Nocturne」、黒のファイヤーバードなどを使用[3][7]。
趣味は料理、香水フレグランス、カメラ、読書、珈琲などを挙げている。
たびたび声優の宮野真守と声や歌声が似ていると言われている。
「弓代星空」名義前の経歴
東京芸術大学在学中から2021年秋に弓代星空として活動再開するまでの期間は、ヒカリト(Hikarito)というアーティストネームで演奏家活動・ヴィジュアル系ロックバンドでの活動をしていた。
バンド遍歴は、AsteL→an:Re→cord name PX→AIOLIN→AURORIZE。
「AsteL」ではギタリストとして活動していたが「an:Re」からギターボーカル、「AIOLIN」からはヴァイオリンもステージ上で演奏するようになった。「AURORIZE」ではピアノもステージで演奏。
ヴァイオリンの超絶技巧曲であるイザイのヴァイオリンソナタ第三番を登場SE代わりに演奏したり、ギタリストとしても流麗な速弾き・ライトハンド奏法を多用したソロを多く披露してきた。
AIOLIN全ての楽曲の作詞・作曲・編曲を担当。
DaizyStripperの風弥〜Kazami〜との音楽ユニット「Viewon(ビュウォン)」のメンバーとしても活動[9]。
Viewonは2021年7月10日に解散するが、2023年秋にVIEWONとして復活。VIEWONではヴォーカル・ヴァイオリン・ギターを弓代が担当し、ドラム・ピアノ・ベースをKAZAMIが担当。楽曲は双方がコンポーザーであり互いの曲を演奏・アレンジする手法を採っている。
2021年7月23日のAIOLIN解散時に、ヒカリトとしてのアーティスト活動は終了すると告知された。
その理由については解散ライブのMCで「AIOLINが何よりも大切な存在だったから、その覚悟を姿勢で示すためにヒカリトという名前も最後にする」と話した[10]。
10月23日よりアーティストネームを弓代星空(ゆみしろかなた)と改め、ソロアーティストとして新たに活動を再開。
ヒカリトとしてのラストアルバム「Starlight Acoustic」の歌詞カードのラストページに記された、「其の弓は、星空を描く。誰にも僕の代わりはさせないし、君の代わりだって居やしないさ。ヒカリトと云う存在と出会ってくれてありがとう。(後略)」というファンに向けてのメッセージから付けられている。
太字で示した4つの漢字のみが歌詞カードの文面で白字で強調されており、ヒカリトとしての活動終了以後は弓代星空という名前で活動すると、その四文字に活動への思いが込められていた[11]。
ディスコグラフィー
弓代星空
発売日 | タイトル | 曲名 | 備考 | 品番 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2021.10.23 | Teardrop |
|
|
|
2 | 2021.12.18 | Snow White |
|
||
3 | 2022.4.30 | ETOILE |
|
|
SNMD-0001 |
4 | 2022.7.24 | BLACK TIE |
|
|
|
5 | 2022.11.29 | TIMELESS |
|
|
SNMD-0002 |
6 | 2023.9.21 | BITTERSWEET |
|
|
|
7 | 2024.10.23 | GENESIS |
|
|
|
8 | 2024.3.14 | NOSTALGIA |
|
|
|
9 | 2025.3.23 | NUIT D'ETOILES |
|
|
SNMD-0003 |
ヒカリト
発売日 | タイトル | 曲名 | 品番 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2016.5.28 | 道 |
|
IRD-1001 |
|
2 | 2019.7.21 | With You |
|
||
3 | 2020.10.19 | Twilight |
|
||
4 | 2021.6.29 | Starlight Acoustic |
|
ALND-0020 |
|
AIOLIN
→AIOLINのディスコグラフィーを参照。
AURORIZE
→AURORIZEのディスコグラフィーを参照。
Viewon
発売日 | タイトル | 曲名 | 品番 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2019.12.18 | Wind of Starlight Melody |
|
KH-001 |
|
脚注
出典
- ^ “x.com”. X (formerly Twitter). 2024年6月6日閲覧。
- ^ a b c https://saintnoir-music.com/kanatayumishiro/
- ^ a b “弓代星空 / 𝐊𝐀𝐍𝐀𝐓𝐀 𝐘𝐔𝐌𝐈𝐒𝐇𝐈𝐑𝐎 - YouTube”. www.youtube.com. 2024年6月6日閲覧。
- ^ “弓代星空-TuneCore Japan”. TuneCore Japan. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “弓代星空が率いるヴァイオリンラウドロックバンド『AURORIZE』発表!始動主催ライブ&アルバムリリース決定”. EVENING編集部. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “hkrt”. YouTube. 2024年6月6日閲覧。
- ^ “hkrt”. YouTube. 2024年6月6日閲覧。
- ^ hkrt (2015-07-06), vistlip - SINDRA [Guitar Cover] 2024年6月6日閲覧。
- ^ “ViewonオフィシャルTwitter”. Viewon. 2021年6月13日閲覧。
- ^ “AIOLINから大切なお知らせ”. AIOLIN. 2021年6月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Instagram”. www.instagram.com. 2024年6月6日閲覧。
- ^ “弓代星空-TuneCore Japan”. TuneCore Japan. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “弓代星空 - TuneCore Japan”. TuneCore Japan. 2021年12月19日閲覧。
- ^ “弓代星空 - TuneCore Japan”. TuneCore Japan. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “Hikarito-TuneCore Japan”. 2021年6月17日閲覧。
外部リンク
- 弓代星空オフィシャルサイト
- 弓代星空オフィシャルショップ
- 弓代星空 (@kanatayumishiro) - X(旧Twitter)
- 弓代星空 (@kanatayumishiro) - Instagram
- 弓代星空 (@kanatayumishiro) - TikTok
- 弓代星空 - YouTubeチャンネル
- AURORIZEオフィシャルサイト
- AURORIZE YouTube - YouTubeチャンネル
- 弓代星空のページへのリンク