建築物の階段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:22 UTC 版)
建築物の階段は床に上下がある場合にこれらを安全に連絡するための段型の構造物である。階段を設ける空間を階段室という。 階段の各部の名称は次のとおり。 蹴上げ(けあげ) - 段と段の高低差 踏み面(ふみづら) - 一つの段の正味の奥行 幅員 - 階段の正味の内のり部分の寸法 踊り場(おとりば) - 高い階段を設ける場合に途中に設ける広い段 建物の階段には外階段と内階段がある。外階段は建物の外壁面より外にある。内階段は外壁面より内にあるが、室内にある場合と、室外にあり廊下の延長として機能する場合とがある。 階段下は設計により、物入れ、通り抜け、広間、アルコーブなどに利用される。日本では古くから階段の下に生じる空間を有効利用すべく側面を引き出しとして箪笥の役割を兼ねる箪笥階段(階段箪笥や箱階段とも)が用いられた。
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