廣田の自白の任意性・信用性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:17 UTC 版)
「京都・大阪連続強盗殺人事件」の記事における「廣田の自白の任意性・信用性」の解説
廣田の「取調官から拷問を受けた」という主張に関しては、先述のように不自然な点が見られることを理由に退け、「廣田の供述の任意性に疑いを抱かせる事情は認められない」と判断した。一方でその自白内容については、京都に来た本来の目的、拳銃などを隠したり捨てたり下敷き・場所など、自白の重要部分が短期間で大きく変遷している部分があったり、直ちに信用できない箇所(「Aが発砲した」「Bが『撃てるものなら撃ってみろ』と言ってきた」などの主張)があったりすることから、「認めざるを得ない部分を最小限認め、しかもその場合でも、できるだけ自己に有利な形で供述し、あるいは虚偽の事実を取り混ぜている」「本件の全貌を明らかにしたものとは到底いえない」と指摘、後述する様々な証拠によって裏付けられた部分のみ信用に値すると判断した。
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