廃業に至る原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 05:48 UTC 版)
星野金属工業が倒産しソルダム単独体制となった後、一部店頭展示や販売を再開するショップもあったが、2008年にソルダムが倒産した際にショップは受注受付を停止したため、販売方法が自社通販サイトのみとなり、ショップ店頭で商品を確認しての購入ができなくなった。自社通販サイトでの廉価販売は引き続き行われていたが、ソルダム活動時ほど安価ではなく、星野金属工業倒産後に発生した品質不安についても解消することはできなかった。 人的リソースの面でも、2004年ソルダムの取締役企画室長をしていた坂口信貴が退社後アビーを設立するなどソルダム倒産までに既に多くの人材が去っており、星野アイエヌジーになってからも設計担当が退社して元ソルダムの設計担当とLBJを設立、JIGENブランドでPCケースを販売する(2010年10月、PCケースから撤退を発表)など、主要な人材が離れていった。 また、契約アドバイザー兼チーフプロデューサーと名乗っていた頃も含め、ソルダムの代表取締役であった星野泉のワンマン体制であり旧態依然の廉価販売を連発し広告メールを頻繁に配信する手法から脱却できなかった。PCケース関連以外では2008年にはキーボード・マウス専用紫外線殺菌装置を販売し特許を出願するが、非常に高額な価格設定に加え、具体的な効果を示すことができずに自社通販サイトのみで販売を行ったためにごく少数を処分価格で販売する程度の売り上げを出すことしかできなかった。
※この「廃業に至る原因」の解説は、「星野アイエヌジー」の解説の一部です。
「廃業に至る原因」を含む「星野アイエヌジー」の記事については、「星野アイエヌジー」の概要を参照ください。
- 廃業に至る原因のページへのリンク