幻のドードーを探せ (白黒作品)とは? わかりやすく解説

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幻のドードーを探せ (白黒作品)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/11 21:54 UTC 版)

ルーニー・テューンズ > 幻のドードーを探せ (白黒作品)
幻のドードーを探せ
Porky in Wackyland
監督 ロバート・クランペット
原案 ウォーレン・フォスター
製作 レオン・シュレジンジャー
レイ・カッツ
出演者 メル・ブランク
ビリー・ブレッチャー
音楽 カール・スターリング
製作会社 レオン・シュレジンジャー・プロダクション
配給 ワーナー・ブラザース
ヴァイタフォン
公開
  • 1938年9月24日 (1938-09-24) (アメリカ)
上映時間 7:23
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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幻のドードーを探せ(Porky in Wackyland)は、1938年9月24日に公開されたアメリカ合衆国の映画会社のワーナー・ブラザースの短編アニメシリーズ「ルーニー・テューンズ」の作品である。こちらはロバート・クランペットが監督を務めている[1]

1949年には『幻のドードーを探せ』(Dough for the Do-Do)が公開された。

主演はポーキー・ピッグ、声の担当はメル・ブランク[2]

この作品は、1994年The 50 Greatest Cartoonsで8位に選ばれ[3]2000年にはアメリカ国立フィルム登録簿に保存されている。

ストーリー

アメリカ国立フィルム登録簿に保存されたポーキ・イン・ワッキーランド

ドードーを探しにアフリカのへんてこランドに着いたポーキー。

へんてこランドに行ったポーキーは、『ドードーの情報はこちら』という看板を目にし

『どどど・・・どっち?』と聞いたら、案内役は14本の指で『あっちだ!』答える。

案内役はその後、トンネルを出してポーキーを誘導させ、ポーキーは中に入り、皿に落ち、ドードーと出会う。

ポーキーは『キミが最後のドードー?』と質問し、ドードーは『はい、僕が最後のドードー』と答え、ドードーはダンスをし、追いかけっこが始まった。ところがポーキーは、レンガを壊し、頭をぶつけて泣いてしまう。

そしてドードーが楽しく歩いてる時、『号外!ポーキーがドードーを見つけた!』という一報の速報を聞く。

それを聞いたドードーは、『ホント!?』と答えた。ところが、それはポーキーの嘘であり、ドードーを騙したのだ。

そしてドードーを殴り、捕まえた。ところがそのドードーは、最後のドードーではなかった。

ドードーは1匹ではなく、数えきれないほどドードーがいたのであった。

1938年版と1949年版との違い

  • へんてこランドのシーンの多くは、殆ど同じ。シーンは同じでも1949年版では場面の配置が逆にだったり色々と異なっている。また、一部のキャラクターが削除されている(傘を持つ金魚、天井を歩くキャラクターなど)。
  • 文字の書体は一部を除き、リメイク版で変更されている。
  • 1949年版では『号外!号外!(EXTRA! EXTRA!)』のシーンと、ポーキーが視聴者に向けて『ドードーを捕まえに行くんだ』というシーンはカットされた。
  • 新聞の内容の一部が1949年版では4000が4.000になっており、DARKEST AFRICA?の"?"が無くなっていることがわかる。
  • 怪物が木を壊す場面が、1949年版では壊さないことになっている。
  • ポーキーが人に向けて指をさしているところは、1949年版では見られない。
  • 青い囚人が殴られる場面は1938年版のみ。
  • くっついた猫と犬が暴れまわるシーンもオリジナル版のみ。
  • オリジナル版にはなかった輪ゴムが、リメイク版で登場している。
  • 3つ頭の人の3つ目の頭が、1938年版では黒髪、1949年版では金髪になっている。
  • 案内役が立っているところの背景が1938年版と1949年版で異なっている。
  • 1949年版では、案内役の目の回転度が変更されている。
  • 1938年版では、水道に落ちるシーンがある。1949年版では案内役が絵を回してポーキーが落ちるシーンを視聴者に見せていた。
  • 1938年版ではストーリーで述べている通り、ポーキーが涙を流している。リメイク版では笑っているが、雲の上のドードーが、パラシュート付きのレンガを落とした。
  • ここから1938年版と1949年版では順序が異なり、1938年版ではポーキーが号外を伝える人に変装し、1949年版ではポーキーがドードーの変装をすることになっている。
  • オリジナルではドードーが捕まって仲間を呼び出す時、多くの数のドードーがいたが、リメイク版ではポーキーがドードーを連れ去った際、出現したドードーは8匹に減らされ、ドードーが絶滅していなかったことも知られる事なく終わっている。

脚注

  1. ^ Beck, Jerry; Friedwald, Will (1989). Looney Tunes and Merrie Melodies: A Complete Illustrated Guide to the Warner Bros. Cartoons. Henry Holt and Co. p. 77. ISBN 0-8050-0894-2 
  2. ^ Lenburg, Jeff (1999). The Encyclopedia of Animated Cartoons. Checkmark Books. pp. 124-126. ISBN 0-8160-3831-7. https://archive.org/details/isbn_9780816038312/page/124/mode/2up 2020年6月6日閲覧。 
  3. ^ Beck, Jerry (1994). The 50 Greatest Cartoons: As Selected by 1,000 Animation Professionals. Turner Publishing. ISBN 978-1878685490 

関連項目




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