ワイリー・コヨーテとロード・ランナーとは? わかりやすく解説

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ワイリー・コヨーテとロード・ランナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 02:38 UTC 版)

ワイリー・コヨーテとロード・ランナー(Wile E. Coyote and the Road Runner)とは、ワーナー・ブラザースのアニメーション作品、ルーニー・テューンズに登場する架空のキャラクター。いつも腹が減っているワイリー・コヨーテが、フルスピードで走るロード・ランナーを捕獲して食べてしまおうとずっと繰り返しているが、毎度のこと成功しない[1]。何度か捕まえることに成功したことがあるがいずれも逃げられている。ワイリーは、アクメ社などの商品(他にAJAX(エイジャックス))を使ってロード・ランナーを捕獲しようと企んでいる。過去にはバッグス・バニーを吹き飛ばそうとしていた。

プロフィール

ワイリー・コヨーテ
  • 英名 - Wile E. Coyote
  • 性別 - オス♂
  • 種類 - コヨーテ
  • 性格 - 賢く、天才的な頭脳を持っている[2]。とにかくロード・ランナーを食べようと様々な策を実行するが多くが返り討ちにあう。
ロード・ランナー
  • 英名 - Road Runner
  • 性別 - オス♂
  • 種類 - オオミチバシリ
  • 特徴 - フルスピードで何処までも早く、弾よりも早いスピードで走る。

出演作品

  • ワイリー・コヨーテとロード・ランナーが登場する作品
作品番号 邦題 原題 公開日
1 コヨーテ怒りのダッシュ Fast and Furry-ous 1949年9月17日
2 ミッミッ Beep Beep 1952年5月24日
3 ゴー!ゴー!ドカン! Going! Going! Gosh! 1952年8月23日
4 砂漠をミッミッ Zipping Along 1953年9月19日
5 ダッシュ・クラッシュ・バタンキュー Stop! Look! And Hasten! 1954年8月14日
6 よ~いでビュン! Ready, Set, Zoom! 1955年4月30日
7 弱音の吐き時 Guided Muscle 1955年12月10日
8 バットマン作戦 Gee Whiz-z-z-z-z-z-z 1956年5月5日
9 悲しき土砂まみれ There They Go-Go-Go! 1956年11月10日
10 怒りのアホウ Scrambled Aches 1957年1月26日
11 泣くなコヨーテ Zoom and Bored 1957年9月14日
12 走れ弾丸 Whoa, Be-Gone! 1958年4月12日
13 仕掛け万全 あとはお手上げ Hook, Line and Stinker 1958年10月11日
14 星になったコヨーテ Hip Hip-Hurry! 1958年12月6日
15 ホットロッドで大回転 Hot-Rod and Reel! 1959年5月9日
16 急がば落ちろ Wild About Hurry 1959年10月10日
17 限りなき暴走 Fastest with the Mostest 1960年1月9日
18 じしんそう失コヨーテ Hopalong Casualty 1960年10月8日
19 コヨーテ大滑走 Zip 'N Snort 1961年1月21日
20 どんづまりゃコヨーテ Lickety-Splat 1961年6月3日
21 仕掛けは充分 Beep Prepared 1961年11月11日
22 計算違い Zoom at the Top 1962年6月30日
23 ロードランナー料理法 To Beep or Not to Beep 1963年12月28日
24 珍案! 迷案! War and Pieces 1964年6月6日
25 邦題不明 Zip Zip Hooray! 1965年1月1日
26 コヨーテの必勝法教室 Road Runner a Go-Go 1965年2月1日
27 勝利は誰の手に The Wild Chase 1965年2月27日
28 とことんやれば Rushing Roulette 1965年7月31日
29 イナヅマ大作戦 Run, Run, Sweet Road Runner 1965年8月21日
30 成功間違いなし Tired and Feathered 1965年9月18日
31 ドン底コヨーテ Boulder Wham! 1965年10月9日
32 邦題不明 Just Plane Beep 1965年10月30日
33 挑戦! 空手コヨーテ Hairied and Hurried 1965年11月13日
34 ハイウェイ・パニック Highway Runnery 1965年12月1日
35 真昼のコヨーテ Chaser on the Rocks 1965年12月25日
36 ドカン・ドカン・ドカン Shot and Bothered 1966年1月8日
37 泣きっ面にロードランナー Out and Out Rout 1966年1月29日
38 わがままロボット The Solid Tin Coyote 1966年2月19日
39 サイエンスはさえん! Clippety Clobbered 1966年3月12日
40 しっぱいスパイ Sugar and Spies 1966年11月5日
41 雪嫌いロードランナー Freeze Frame 1979年11月27日
42 コヨーテ空を飛ぶ Soup or Sonic 1980年5月21日
43 - Chariots of Fur 1994年12月21日
44 スーパー・ダック Superior Duck 1996年8月23日
45 - Little Go Beep 2000年12月30日
46 コヨーテ様は魔法使い The Whizzard of Ow 2003年11月1日
47 コヨーテ 決死のバンジー Coyote Falls 2010年7月30日
48 飛べ ファンコプター Fur of Flying 2010年9月24日
49 モーレツ・ライダー Rabid Rider 2010年12月17日
50 - Flash in the Pain 2014年6月10日
  • バッグスとワイリーが登場する作品
作品番号 邦題 原題 公開日
1 コヨーテ 天才の証明 Operation: Rabbit 1952年1月19日
2 バニーとコヨーテ To Hare Is Human 1956年12月15日
3 天才コヨーテ三たびあらわる Rabbit's Feat 1960年6月4日
4 不屈の男 天才コヨーテ Compressed Hare 1961年7月29日
5 バニー ロードランナーになる!! Hare-Breadth Hurry 1963年6月8日

スピンオフ

チャック・ジョーンズは、ルーニー・テューンズの短編アニメ作品でワイリー・コヨーテのキャラクターデザインを再利用してラルフ・ウルフとして登場させた。ちなみに、ワイリーの鼻は黒で、ラルフ・ウルフの鼻は赤である。

テレビ・映画での活躍

ロード・ランナーとワイリー・コヨーテは、1966年(日本では1967年)にテレビアニメ『ロードランナー・ショー』で初主演を果たした。

バッグス・バニー・ショーではステージに参列し、楽屋で騒いだりしていた。

1996年の映画『スペース・ジャム』では、テレビ画面に登場していた。

2003年の映画『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』では、ワイリー・コヨーテがアクメ社の手下になっている(マービン・ザ・マーシャンも同様)。

ルーニー・テューンズ・ショーでも、3Dアニメに登場し、2Dアニメにも登場した。

2021年の映画『スペース・プレイヤーズ』でもコンビで行動することが多く、珍しくワイリーの作戦にハマるロードランナーが見られるが、クロノスの能力でワイリーのディナーにされかけた時もすぐさま逃げるなど相変わらずロードランナーのほうが一枚上手の様子。一方で長年の付き合いもある為か、危険を感じた時お互い抱き合ったり、グーンスクワッドに対抗するためにコンビネーションを見せる場面を見せた。

なお、ワイリーが主人公を務める映画『Coyote vs. Acme』の製作も計画されており、当初は2023年7月21日に劇場公開することが予定されていたが、後にMaxでの独占配信に変更された[3][4][5][6]。同年11月にはワーナーでの配給を断念し、他社の動画配信サービス事業者での公開を模索していることが明らかにされた[6][7]

声優

ワイリー・コヨーテ
他にも、モーリス・ラマルシュ、ジェームズ・アーノルド・テイラージェス・ハーネルエリック・バウザも担当している。
ロード・ランナー
  • オリジナル版
    • ポール・ジュリアン
他にも、メル・ブランク、セス・グリーン、ケビン・シニック、エリック・バウザも担当している。
  • 日本語版
    • 武藤礼子 (バッグス・バニー劇場)[8]
    • 広川太一郎(マンガ大作戦)
    • 原語流用(ぶっちぎりステージと現行吹き替え版以降)

脚注

  1. ^ Lenburg, Jeff (1999). The Encyclopedia of Animated Cartoons. Checkmark Books. pp. 128-129. ISBN 0-8160-3831-7. https://archive.org/details/isbn_9780816038312/page/128/mode/2up 2020年6月6日閲覧。 
  2. ^ ワイリーは自身を『ワイリー・コヨーテは、超天才だ!』と言っている。
  3. ^ 当初予定されていた公開日には『バービー』が配給された。
  4. ^ Rubin, Rebecca (2020年12月23日). “Warner Bros. to Release ‘Mad Max: Fury Road’ Prequel and ‘The Color Purple’ Musical in Theaters in 2023”. Variety. 2023年12月30日閲覧。
  5. ^ D'Alessandro, Anthony (2022年4月26日). “‘Barbie’ Heads To Summer 2023 – CinemaCon”. Deadline. 2023年12月30日閲覧。
  6. ^ a b Taylor Lyles (2023年11月14日). “ワーナー、公開中止のルーニー・テューンズのアニメ映画『Coyote vs. Acme』を他スタジオに販売の意向”. IGN Japan. 2023年12月30日閲覧。
  7. ^ 猿渡由紀 (2023年11月10日). “ワーナーが完成した映画を公開せずお蔵入りに”. ぴあ. 2023年12月30日閲覧。
  8. ^ セリフもあり、『あたい、ロードランナー! 超音速ジェット族!(ダッシュ・クラッシュ・バタンキューの初代吹き替え版より。)』と語っていた。



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