平成三強対決の行方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 05:15 UTC 版)
「1990年の日本競馬」の記事における「平成三強対決の行方」の解説
前年1989年の古馬中長距離戦線の話題を独占したオグリキャップ・スーパークリーク・イナリワンの「平成三強」対決は1990年の中央競馬も盛り上げた。オグリキャップ不在の天皇賞・春ではスーパークリークが1番人気に応えてイナリワンを抑えて天皇賞秋→春連覇を達成。武豊騎手は前年のイナリワンに続いて天皇賞・春連覇、さらには春→秋→春の天皇賞3連覇を達成した。オグリキャップは武豊との新コンビで休養明け初戦の安田記念を1分32秒4の日本レコードで圧勝。続く宝塚記念では三強対決が期待されたが、スーパークリークが筋肉痛で回避し不在。オサイチジョージが勝ち、オグリキャップは2着、イナリワンは4着に敗れた。イナリワンはこのレースを最後に脚部不安を発症してそのまま引退。スーパークリークは秋初戦の京都大賞典で勝利を収めたが直後に故障(左前脚の繋靭帯炎)が判明し、そのまま復帰することなく引退した。秋に復帰したオグリキャップは天皇賞・秋6着、ジャパンカップ11着と精彩を欠いたが、引退レースと決めて出走した有馬記念で武豊を背に見事に勝利を収めた。
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