常駐モード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 09:46 UTC 版)
VZ Editorの大きな特徴のひとつは、常駐モードである。常駐させた状態では、MS-DOSのコマンドラインからEscキーを押すだけでVZ Editorを起動することができる。まだハードディスクドライブが高価でフロッピーディスクのみでの運用が主流だった当時、エディタ用のディスクを抜いた状態で高速に起動できるというだけでも利点であった。ちなみに常駐に要するメモリサイズは110KB、EMSを使用するなどした場合は55KB程度、パフォーマンスを犠牲にした場合は2.5KB弱程度である。 このVZ Editorの常駐モードは単にメモリ上で起動するだけではなく、コンソールの入出力をフックするという機能を持っている。この機能により、スクロールして画面から消え去った情報をバックスクロールで確認できることに加え、出力のうち必要な部分だけを後から選んでファイルに貼り付けることもできる。また入力のフックを利用して、入力ヒストリ機能を実現している。
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