帝国のまなざし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 13:53 UTC 版)
「まなざし (哲学)」の記事における「帝国のまなざし」の解説
E・アン・カプランは帝国のまなざしというポストコロニアルな概念を導入したが、このまなざしの中では、観察されている者が、特権的な観察者自身の価値選択により規定されてしまう。植民地化された者の視点からすると、帝国のまなざしは見下ろす対象を子どもっぽく些細なものにしてしてしまい、その過程で自らが命令を下し指示を出す機能を有することを当然視している。カプランによると、「帝国のまなざしは、男性のまなざしが男性主体が中心であることを当然視しているのと同様、白人である西洋の主体が中心であるという仮定を反映している」。
※この「帝国のまなざし」の解説は、「まなざし (哲学)」の解説の一部です。
「帝国のまなざし」を含む「まなざし (哲学)」の記事については、「まなざし (哲学)」の概要を参照ください。
- 帝国のまなざしのページへのリンク