市販車としての商業的失敗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/02 04:52 UTC 版)
「マツダ・13A型エンジン」の記事における「市販車としての商業的失敗」の解説
ルーチェロータリークーペの専用エンジンとして世に出た「13A」型であるが、FF車特有の問題点が浮き彫りとなった。 特に前輪軸重過多に因る(所謂フロントヘビー)アンダーステア等のハンドリング性能に悪影響が出てしまった。 エンジン本体にも様々な問題が発生し、熱交換サイクルの設計が不十分であった為、市販車搭載エンジンでは、オーバーヒートの故障を招いた。 元々車体価格が高額な上に車体及びエンジンの信頼性が低い問題が重なり、これ等の要因から商品性を欠いてしまい販売が伸びず生産が打ち切られた。 販売された総生産台数が976台であったが、1969年10月~1970年6月の製造期間に対し、売れ残りの在庫車整理で販売期間が1972年迄行われた。 ちなみにFF車専用で開発されたMAZDAのロータリーエンジンは、この「13A」型のみである。横置き搭載のエンジンは、試作型も含め一度も登場していない。
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