市販版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 07:57 UTC 版)
「ホンダ・NSR500V」の記事における「市販版」の解説
ワークス仕様であるNVAAデビューの翌年である1997年から、NX6Aのコードネームが与えられたプライベーター用のマシンの販売が開始。中でも新興チームグレシーニ・レーシングのアレックス・バロスは、市販仕様であるもののHRCのサポートにも助けられ「イギリスGP」(ドニントン・パーク・サーキット)では3位入賞し表彰台を獲得。ワークスマシンの拓磨(シリーズ総合5位)には遅れを取ったものの、ワークスのV4勢4台を凌ぐ総合9位に入った。 プライベーター仕様のNX6Aがワークス仕様のNVABに勝るとも劣らぬ戦果を挙げた事に触発され、多くのチームが無鉛ガソリン仕様にリニューアルされたNX6Bを含むNSR500Vを購入するようになった。排気ガス対策で劣ることから、GPレースを走るマシンのエンジンが2ストロークから4ストロークへの切り替えが規定事項だったものの、プライベーターがコンスタントにポイントを獲得できるコンペティティブなマシンとして1999年以降も活躍。2000年にはユルゲン・ファン・デン・グールベルク、2001年には青木治親がそれぞれNSR500Vを駆って「ベスト・プライベーター」賞を獲得した。また、NSR500Vをベースとしたカスタムマシンを開発するプライベーターも現れ、日本ではテクニカル・スポーツの手によるTSR AC50Mが知られている。
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