市場競争の激化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 16:12 UTC 版)
1990年(平成2年)に日野自動車はブルーリボンRU6B系観光バスをモデルチェンジして、セレガを発売する。なめらかな曲面で構成された前面、ヘッドランプとコーナリングランプの一体化など、スタイルを一新し、観光バスに新たなイメージを作った。 またエンジンは前モデルのブルーリボン・グランデッカーが330 psと出力不足であったため、特に夜行高速バス市場において、競合するエアロクィーン Mの355 psに対して劣勢であった。そのため、それを大幅に上回る370 psのエンジンを採用した。これにより、夜行高速車においてもある程度、エアロクィーン Mからシェアを奪うことに成功した。 この後、観光バスの高出力化競争が活発化し、自動車NOx・PM法が強化される1990年代末まで続くことになる。
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