まき‐づめ【巻(き)爪】
巻き爪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/30 14:44 UTC 版)
巻き爪(まきづめ、まきつめ、彎曲爪)とは、爪甲の先端が内側に巻いたように変形し爪床を挟んだ状態[1]。爪には自ずから巻く力があり、歩くことで逆に巻きを広げる力がかかる。巻き爪はこの均衡が崩れた結果であり、狭い靴や過体重など生活習慣も原因となることがある[2]。従来は手術での治療であったが、21世紀には矯正器具による保存的治療法も増えた[3]。
- ^ a b c d e f 月刊「ナース専科」2017年1月号、ナース専科編集部、45-45頁
- ^ a b c d e f g h i j 菅谷文人、梶川明義、相原正記ほか「巻き爪の発生メカニズムに則した治療方針とは」 (pdf)第42号、2014年。 症例写真あり。
- ^ a b c d 本多孝之、柏克彦、小林誠一郎「陥入爪・巻き爪の治療 【陥入爪では保存的治療の選択肢が増加,巻き爪変形では物理的爪矯正法が一般化】」『週刊日本医事新報』第4785号、2016年1月9日。
- ^ a b c 青木文彦「巻き爪 ・ 陥入爪に対して保存的治療を選択する理由」『創傷』第3巻第4号、2012年、 174-180頁、 doi:10.11310/jsswc.3.174、 NAID 130004552981。 症例写真あり。
- ^ 今倉 章 『靴が人を不健康にする』 株式会社希望 2019年 ISBN 9784909001030
- ^ 日本形成外科学会 2015.
- ^ “巻き爪の治療”. 日本皮膚科学会. 2018年12月27日閲覧。
- ^ a b 米澤幸平、松原秀憲、米澤嘉朗「巻き爪矯正用具「ツメフラ」と重度巻き爪の予備矯正用具「リフター」による巻き爪矯正の追試経験」『中部日本整形外科災害外科学会雑誌』第61巻第1号、2018年、 115-116頁、 doi:10.11359/chubu.2018.115、 NAID 130006742448。
- ^ 高山かおる「陥入爪・巻き爪の非侵襲的治療」『形成外科』第60巻第8号、2017年8月、 941-953頁、 NAID 40021281728。
- ^ 堀口真弓、大澤葉子、山浦小百合、野溝明弘「透析時間を利用した巻き爪ロボによる巻き爪矯正を試みて」『日本フットケア学会雑誌』第16巻第4号、2018年、 208-212頁、 doi:10.18970/footcare.69。
- ^ a b 河合修三「VHOの使用経験」『皮膚の科学』第5巻第6号、2006年、 466-468頁、 doi:10.11340/skinresearch.5.6_466、 NAID 130005404685。
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