崩御、長女の王位継承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:00 UTC 版)
「ジョージ6世 (イギリス王)」の記事における「崩御、長女の王位継承」の解説
1952年2月6日朝、サンドリンガム・ハウスのベッドで他界したジョージ6世が発見された。死因は就寝中の冠動脈血栓症で、この時ジョージ6世は56歳だった。突然の父ジョージ6世の訃報、すなわち自身のイギリス新女王への即位を滞在中のケニアで知らされたエリザベス王女は、「女王エリザベス2世(Queen Elizabeth II)」として即位するために、夫フィリップとともにイギリス本国へ急遽帰国する。 2月9日から2日間、ジョージ6世の遺体が納められた棺はサンドリンガムの聖メアリ・マグダレーン教会に安置された。その後、亡き先代国王ジョージ6世とイギリス国民が別れを告げるために (en:lying in state) ウェストミンスター宮殿のホールに棺が運ばれている。ジョージ6世の国葬はウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で、2月15日に行われた。礼拝堂地下にある歴代王族の墓所に葬られたが、後に「ジョージ6世祈念礼拝堂」が建設され、1969年3月26日に同礼拝堂に改葬された。 子供に先立たれた母后メアリー太王太后の悲嘆は深く、翌1953年3月24日、同年6月3日に挙行予定の孫娘のエリザベス2世の戴冠式(英語版)を見ることなく崩御した。 未亡人となったエリザベス王太后は「国母」として国民に敬愛を受けつつ、病弱で早逝した夫とは正反対に長命を保った。その母王太后と姉エリザベス2世女王を後にして先に次女マーガレット王女が2002年2月9日に71歳で薨去すると、後を追うように同年3月30日に101歳で崩御した。両者ともジョージ6世の墓所の隣に埋葬された。
※この「崩御、長女の王位継承」の解説は、「ジョージ6世 (イギリス王)」の解説の一部です。
「崩御、長女の王位継承」を含む「ジョージ6世 (イギリス王)」の記事については、「ジョージ6世 (イギリス王)」の概要を参照ください。
- 崩御、長女の王位継承のページへのリンク