島小の映画化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 04:38 UTC 版)
島小は、3度映画化されている。①「たのしい学校劇」1956年、第一映画社、②「未来につながる子ら」61年、共同映画社、木村荘十二監督、③「芽をふく子ども」62年、近代映画社、原功監督、新藤兼人監修 このうち①と②は島小の姿を断片的にしか伝えていなくて、全く意に添わない映画だったと斎藤は評している。③は授業や卒業式など感動的な場面が多いが、自然の風景や七夕祭りなどが入っていて折角の感動が中断されてしまったと斎藤は不満を感じ、これらの場面をカットして、もっと授業の場面を多く入れるように求めた。しかし、これは営業上の理由で折り合いがつかず、結局この作品は一般の映画館での上映は見送られた。この映画は第3回モスクワ国際映画祭に出品され、審査員特別賞を受賞したが、斎藤の要求を受け入れていればグランプリを獲得したのではないかと彼は書いている。
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