島唄_(オリジナル・ヴァージョン)とは? わかりやすく解説

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島唄 (オリジナル・ヴァージョン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:46 UTC 版)

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島唄(オリジナル・ヴァージョン)
THE BOOMシングル
初出アルバム『思春期
THE BOOM
B面 100万つぶの涙
リリース
規格 8cmCD
ジャンル ロック
レーベル ソニー・ミュージックレコーズ
作詞・作曲 宮沢和史
プロデュース THE BOOM
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 1993年度年間28位(オリコン)
THE BOOM シングル 年表
月さえも眠る夜
1993年
島唄
(オリジナル・
ヴァージョン)

1993年
真夏の奇蹟
1993年
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島唄(オリジナル・ヴァージョン)」(しまうた オリジナル・ヴァージョン)は、日本音楽グループであるTHE BOOM1993年6月21日に発表した11枚目のシングル

背景

THE BOOMの代表曲であり、同バンドの名が一躍全国に知られることとなった作品。

単なるラブソングとして解釈されることも多いが、実際には宮沢和史が「ひめゆり平和記念資料館」を訪れた際に受けた衝撃を元に作られた、沖縄戦とその犠牲者への思いを歌った鎮魂歌である。

前年の「島唄(ウチナーグチ・ヴァージョン)」(1992年12月12日発売)の沖縄でのヒットを受け、標準語で歌われた「オリジナル・ヴァージョン」の全国発売の要望も高まったことから発売された。しかしTHE BOOMとしては当初、本作のリリースを考えていなかったという。

この曲は1992年のアルバム『思春期』からのシングルカットということになっているが、実際にはシングルに収録されているのはリミックスされたヴァージョン(1992年のベストアルバムTHE BOOM』に収録)である。当時の沖縄ブームと、前年の「ウチナーグチ」の沖縄でのヒットも話題となり、この曲も幅広い層に高く評価され、全国で150万枚を売り上げる大ヒットとなった。現在、この「島唄」は国内外問わず多くのアーティストにカバーされている。

また、この曲は中学校の英語教科書Sunshineに経緯が紹介された。

プロモーション

THE BOOMは、発売年の紅白歌合戦に出場(ウチナーグチ・ヴァージョンで歌う)。

同年の「第35回日本レコード大賞」において「ベストソング賞」を受賞した。

この曲のヒットでTHE BOOMは多くの音楽番組に出演したが、そのたびに宮沢らTHE BOOMのメンバーが「沖縄出身ではない」ことが話題にされた。

MVは竹富島で撮影したもの。監督は真喜屋力。

アートワーク

ジャケットは、PVに出てくる映像の一部が使われている。

別バージョン

元々「島唄」という歌は、1992年1月発売のアルバム『思春期』の収録曲の1曲であり、本当の意味での”オリジナル”という点では、この『思春期』収録のヴァージョンのこととなる。

『思春期』発売から8箇月後の同年9月、ベスト・アルバムTHE BOOM』が発売された際、リミックスされた音源で「島唄」が収録された。

その3箇月後の同年年12月、沖縄で放送されたCMの影響から、沖縄言葉で収録されたものがシングル「島唄」(後に言う「ウチナーグチ・ヴァージョン」)として発売。

この時点で3つの「島唄」が存在している。

1993年6月に発売されたシングル「島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」は、音源としては2番目、アルバム「THE BOOM」収録のリミックス・ヴァージョンであるが、先にシングルとして発売された沖縄言葉(ウチナーグチ・ヴァージョン)と区別するため「オリジナル・ヴァージョン」と表記された。

上述のように、最初のものという意味での「オリジナル」とは意味合いが異なっている。

収録曲

全曲作詞・作曲:宮沢和史

  1. 島唄(オリジナル・ヴァージョン)
  2. 100万つぶの涙
  3. 島唄(オリジナル・カラオケ)

関連項目

注釈・出典

外部リンク




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