島唄 (オリジナル・ヴァージョン)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2016年8月)
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「島唄(オリジナル・ヴァージョン)」 | ||||
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THE BOOM の シングル | ||||
初出アルバム『思春期 THE BOOM』 |
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B面 | 100万つぶの涙 | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmCD | |||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | ソニー・ミュージックレコーズ | |||
作詞・作曲 | 宮沢和史 | |||
プロデュース | THE BOOM | |||
チャート最高順位 | ||||
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THE BOOM シングル 年表 | ||||
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「島唄(オリジナル・ヴァージョン)」(しまうた オリジナル・ヴァージョン)は、日本の音楽グループであるTHE BOOMが1993年6月21日に発表した11枚目のシングル。
背景
THE BOOMの代表曲であり、同バンドの名が一躍全国に知られることとなった作品。
単なるラブソングとして解釈されることも多いが、実際には宮沢和史が「ひめゆり平和記念資料館」を訪れた際に受けた衝撃を元に作られた、沖縄戦とその犠牲者への思いを歌った鎮魂歌である。
前年の「島唄(ウチナーグチ・ヴァージョン)」(1992年12月12日発売)の沖縄でのヒットを受け、標準語で歌われた「オリジナル・ヴァージョン」の全国発売の要望も高まったことから発売された。しかしTHE BOOMとしては当初、本作のリリースを考えていなかったという。
この曲は1992年のアルバム『思春期』からのシングルカットということになっているが、実際にはシングルに収録されているのはリミックスされたヴァージョン(1992年のベストアルバム『THE BOOM』に収録)である。当時の沖縄ブームと、前年の「ウチナーグチ」の沖縄でのヒットも話題となり、この曲も幅広い層に高く評価され、全国で150万枚を売り上げる大ヒットとなった。現在、この「島唄」は国内外問わず多くのアーティストにカバーされている。
また、この曲は中学校の英語教科書Sunshineに経緯が紹介された。
プロモーション
THE BOOMは、発売年の紅白歌合戦に出場(ウチナーグチ・ヴァージョンで歌う)。
同年の「第35回日本レコード大賞」において「ベストソング賞」を受賞した。
この曲のヒットでTHE BOOMは多くの音楽番組に出演したが、そのたびに宮沢らTHE BOOMのメンバーが「沖縄出身ではない」ことが話題にされた。
MVは竹富島で撮影したもの。監督は真喜屋力。
アートワーク
ジャケットは、PVに出てくる映像の一部が使われている。
別バージョン
元々「島唄」という歌は、1992年1月発売のアルバム『思春期』の収録曲の1曲であり、本当の意味での”オリジナル”という点では、この『思春期』収録のヴァージョンのこととなる。
『思春期』発売から8箇月後の同年9月、ベスト・アルバム『THE BOOM』が発売された際、リミックスされた音源で「島唄」が収録された。
その3箇月後の同年年12月、沖縄で放送されたCMの影響から、沖縄言葉で収録されたものがシングル「島唄」(後に言う「ウチナーグチ・ヴァージョン」)として発売。
この時点で3つの「島唄」が存在している。
1993年6月に発売されたシングル「島唄 (オリジナル・ヴァージョン)」は、音源としては2番目、アルバム「THE BOOM」収録のリミックス・ヴァージョンであるが、先にシングルとして発売された沖縄言葉(ウチナーグチ・ヴァージョン)と区別するため「オリジナル・ヴァージョン」と表記された。
上述のように、最初のものという意味での「オリジナル」とは意味合いが異なっている。
収録曲
全曲作詞・作曲:宮沢和史
- 島唄(オリジナル・ヴァージョン)
- 100万つぶの涙
- 島唄(オリジナル・カラオケ)
関連項目
- 夏歌2 - 夏がテーマの曲を集めたコンピレーション・アルバム、「島唄(オリジナル・ヴァージョン)」収録。
注釈・出典
外部リンク
- THE BOOM MUSIC GALLERY(ファイヴ・ディーによる公式サイト) - ウェイバックマシン(2012年10月27日アーカイブ分)
- 島唄_(オリジナル・ヴァージョン)のページへのリンク