山間部での供給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:38 UTC 版)
小山発電所が建設された榛原郡上川根村では、発生電力がすべて都市部に送電されたため発電所が完成してもすぐには配電がなされなかった。村内に電灯が取り付けられた時期は詳細な資料がなく不詳だが、上川根村と日英水電が1916年5月30日付で交わした点灯契約が残る。大井川を挟んで対岸の志太郡東川根村も上川根村と同時期に点灯されたとみられる。 一方、両村の南側にあたる榛原郡中川根村・志太郡徳山村(現・川根本町)ならびに榛原郡下川根村(現・島田市)は配電がさらに遅く、供給区域への追加申請がなされたのは早川電力合併後の1920年3月のことであった。他事業者の競願となり供給区域追加の認可が遅れ、さらに村との工事に関する合意が遅れたことから点灯は1924年(大正13年)2月からとなった。
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