山本鈴美香とは? わかりやすく解説

山本鈴美香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/12 14:40 UTC 版)

やまもと すみか
山本 鈴美香
生誕 (1949-06-17) 1949年6月17日(75歳)
日本山梨県甲州市
国籍 日本
職業 漫画家宗教家
活動期間 1971年 -
代表作 エースをねらえ!
7つの黄金郷
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山本 鈴美香 (やまもと すみか、1949年6月17日 - )は、日本漫画家女性[1]山梨県塩山市(現甲州市)出身。代表作は、『エースをねらえ!』。

経歴

1949年昭和24年)、山梨県塩山市(現在の甲州市)に生まれ、埼玉県浦和市(現在のさいたま市)育ち。埼玉県立浦和西高等学校卒業。1970年(昭和45年)、武蔵野美術短期大学商業デザイン科を卒業した後[2]1971年(昭和46年)、『その一言がいえなくて…』で漫画家としてのデビューを果たした。1973年(昭和48年)、テニスをテーマにした『エースをねらえ!』の連載が少女漫画雑誌『週刊マーガレット』上で開始、メイン層である女性だけでなく、男性層にも爆発的な人気を得た。作品は、1980年(昭和55年)まで長期連載され、数度にわたるアニメ化、テレビドラマ化が実現している[注 1]。長編としては、ほかに16世紀のヨーロッパを舞台にした『7つの黄金郷』を発表している。

1981年(昭和56年)頃から家族と一緒に塩山市に移住し、「神山会」という新興宗教巫女となった[2]。以降は体調面が不安定なこともあり、メディア出演や執筆活動よりも宗教活動や療養を主軸とした生活をしており神山会の教祖となっているが、ホームページが消滅しているため近年の活動状況は不明である。さらに2020年の時点で「神山会」は宗教法人の登録からも外れているため、既に解散消滅した可能性もある。

作品リスト

集英社
小学館
学研プラス
  • ムー』1985年5月号付録『山本鈴美香霊視画 勝利を呼ぶ諏訪大社の竜神 』ポスター[3]

脚注

注釈

  1. ^ 漫画評論家米沢嘉博は、本作品が『ベルサイユのばら』とともに『マーガレット』の黄金期を築きあげたと述べるとともに、作品の発表から長い年月を経過しても、いまだに少女漫画の代表的作品としての地位を保っていると評している。米沢嘉博 『戦後少女マンガ史』 筑摩書房ちくま文庫>、2007年、p.237.

出典

  1. ^ 山本 鈴美香(漫画家) - マンガペディア”. 2025年1月12日閲覧。
  2. ^ a b まんがseek・日外アソシエーツ編集部共編 『漫画家人名事典』 日外アソシエーツ、2003年、p.407.
  3. ^ 原画が諏訪大社宝物殿に奉納されている。

参考文献

  • まんがseek・日外アソシエーツ編集部共編 『漫画家人名事典』 日外アソシエーツ、2003年(平成15年)、ISBN 4-8169-1760-8
    生年月日、出身地、出身大学、略歴などが確認できる。

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