山本西武とは? わかりやすく解説

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山本西武

読み方やまもと さいむ

俳人通称綿屋九郎右衛門別号に無外軒・風外軒等。京都生。初め神官、のち綿商を営む。7才から貞徳学び故事秘訣伝授する貞徳の命により貞門第一句集筑波』を編集著書に『砂金嚢』『久流留』等がある。延宝6年(1678)歿、72才。

山本西武

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 21:39 UTC 版)

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山本 西武(やまもと さいむ、1610年慶長15年) - 1682年4月19日天和2年3月12日))は、江戸時代前期の俳人。通称は九郎左衛門。京都生まれ。号は他に無外軒・風外軒・風外斎。

人物

生家は元神官で壬生に屋敷を持ち、数代居住したという[1]。西武自身は綿商人を営んだ[1]1616年(元和2年)、7歳にして松永貞徳の私塾に入り、1620年元和6年)から俳諧を始める[1]1629年寛永6年)、20歳にして俳諧の亭主を務め、初めての式正の会を執り行う[1]。貞徳から秘伝書を伝授され、1642年(寛永19年)『鷹筑波集』編集や式目書『久流留』を刊行するが、1653年承応2年)の貞徳死後、安原貞室と後継者を争った[1]。その後も貞門の古老として古風な俳風を守った[1]

没年は、1678年(延宝6年)説、1682年(天和2年)説、1685年(貞享2年)説など諸説あるが、『貞徳永代記』の記述から1682年(天和2年)が妥当とされる[1]。辞世「夜の明て花にひらくや浄土門」[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 日本古典文学大辞典編集委員会 『日本古典文学大辞典第3巻』 岩波書店、1984年6月、26-27頁。 
  2. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus


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