山岸半残
「冬庭や月もいとなる虫の吟」は半残興行の句会での吟。
半残の代表作
-
みゝづくは眠る處をさゝれけり(『猿蓑』)
-
井のすゑに浅浅清し杜若(『猿蓑』)
-
草むらや百合は中々はなの貌(『猿蓑』)
-
粟稗と目出度なりぬはつ月よ(『猿蓑』)
-
鮬釣比も有らし鱸つり(『猿蓑』)
-
はつ蝶や骨なき身にも梅の花(『猿蓑』)
-
蝶の來て一夜寝にけり葱のぎぼ(『猿蓑』)
-
鼠共春の夜あれそ花靫(『猿蓑』)
-
膳所米や早苗のたけに夕涼(『猿蓑』)
-
涼しさや竹握り行藪づたひ(『續猿蓑』)
-
鶯の舌に乗せてや花の露(『去来抄』)
- 山岸半残のページへのリンク