小野氏_(社家)とは？わかりやすく解説

小野氏
氏姓	小野臣
始祖	天葺根命
氏祖	小野春日守
種別	神別; 社家; 華族（男爵）
著名な人物	小野尊俊; 小野尊光; 千家礼子
	凡例 / Category:氏

小野氏（おのし）は、小野を氏の名とする氏族。天葺根命を始祖とする神別氏族で、孝昭天皇の皇子である天足彦国押人命を始祖とする皇別の小野氏とは別である。

概要

天葺根命（アメノフキネノミコト）を祖とする。この神は、日本書紀では素戔嗚尊の5世孫とされるが、古事記では5世孫を天之冬衣神（アメノフユキヌノカミ）としており、同一神かは不明である。

代々日御碕神社の神職を務める。出雲国造家とよく姻戚関係を結んだ。

明治6年（1873年）10月12日、華族に列せられ、翌年（1874年）10月28日、永世禄を賜った。同17年（1884年）7月8日、男爵を授かった。

系譜

凡例
1) 実線は実子、点線（縦）は養子、点線（横）は婚姻関係。
2) 構成の都合で出生順より組み替え。
3) 系図の出典は、『小野家譜』、「公卿類別譜」、『平成新修旧華族家系大成』。

天葺根命¹

清武豊彦命²

豊高入彦命³

三豊主命⁴

御沼彦命⁵

縣入日子命⁶

坂津忍人命⁷

大坂瓊命⁸

玉屋彦命⁹

熊野武区命¹⁰

明速祇命¹¹

尊豆美命¹²

友千別命¹³

清足彦命¹⁴

三名雄別命¹⁵

喜清主命¹⁶

清津彦命¹⁷

小乃彦命¹⁸

小野春日守¹⁹

金千速²⁰

稲毛²¹

玉弓²²

多加見²³

寧倍²⁴

磐裂²⁵

仲康²⁶

仲仁²⁷

男

宗顕²⁸

男

宣則²⁹

朝清³⁰

正明³¹

正国³²

亮尭³³

泰亮³⁴

孝光³⁵

重俊³⁶

朝嗣³⁸

重成³⁷

泰朝³⁹

国房⁴⁰

師国⁴¹

秀連⁴²

完秀⁴³

貞威⁴⁴

貞広⁴⁵

男

長衡⁴⁸

宗友⁴⁶

久盛⁴⁹

春持⁴⁷

盛明⁵⁰

秀貞⁵¹

秀景⁵²

金公⁵³

澄行⁵⁴

高澄⁵⁵

直高⁵⁶

衡章⁵⁷

朝政⁵⁸

政氏⁵⁹

政重

政昭

昭高

高光⁶⁰

貫光⁶¹

景光⁶²

光時⁶³

政時⁶⁴

重光⁶⁵

政光⁶⁶

政通⁶⁷

政近⁶⁸

政泰⁶⁹

政家⁷⁰

政吉⁷¹

政村⁷²

政支⁷³

政高⁷⁴

清政⁷⁵

直政⁷⁶

貞政⁷⁷

政継⁷⁸

政忠⁷⁹

宗政⁸⁰

政光⁸¹

政久⁸²

元政⁸³

直行

玄光院殿^[1]

元慶

政友

高政⁸⁴

尊久⁸⁵

覚栄

尊矩⁸⁷

久慶

尊俊⁸⁶

元直

尊春⁸⁸

久利

尊常⁹⁰

尊賀⁸⁹

尊賢⁹¹

尊道⁹²

尊信⁹³

尊安⁹⁴

伊豫姫^[2]

北島安子^[3]

尊光⁹⁵

令一郎

鉾丸

千家綏子^[4]

尊正⁹⁶

敏功

友直

高木尊大^[5]

勝彬⁹⁷

千家礼子^[6]

高慶⁹⁸

系譜脚注

^ 北島広孝室。
^ 北島全孝室。
^ 北島宝孝室。
^ 千家尊愛室。
^ 昭和11年（1936年）、高木姓を名乗る。
^ 千家尊祐室。千家国麿母。

脚注

参考サイト

公卿類別譜「公卿に列せられた禅師・検校・他」（2020年8月9日閲覧。）

参考文献

小野尊光『小野家譜』（東京大学史料編纂所所蔵、1875年）
霞会館『平成新修旧華族家系大成』上巻、吉川弘文館、1996年

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