小野毛人とは? わかりやすく解説

小野毛人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 14:07 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
 
小野毛人
時代 飛鳥時代
生誕 不明
死没 天武天皇6年(677年
官位 小錦中
主君 天武天皇
氏族 小野氏
父母 父:小野妹子
兄弟 毛人
毛野
テンプレートを表示
小野毛人墓誌(左:表面、右:裏面)。崇道神社蔵、国宝。

小野 毛人(おの の えみし)は、飛鳥時代官人大徳小野妹子の子。冠位小錦中

概要

江戸時代初期に山城国愛宕郡小野郷(現在の京都府京都市左京区上高野)にある崇道神社近くの山から毛人の墓誌が発見され、国宝に指定されている。墓誌銘によると、毛人は天武朝において太政官に勤め、刑部大卿を兼務しており、冠位は大錦上であったという。子息である小野毛野の没伝では、毛人の冠位は小錦中とされていることから[1]、没後に大錦上の贈位を受けたか[2]

墓誌に関する逸話

伊藤東涯の随筆『盍簪録』から引用した松崎慊堂の日暦によると、この墓誌は慶長年間に墓泥棒によって暴かれた石郭から発見され、近くの村にある法幢寺に持ってこられた。ところがその後、村は落ちぶれて荒れ果てたため、墓の祟りを恐れ、元のところへ復したという[3]

系譜

脚注

  1. ^ a b c 『続日本紀』和銅7年4月15日条
  2. ^ 坂本,平野[1990: 172]
  3. ^ 松崎慊堂『慊堂日暦2』平凡社、1972年、238p。

参考文献

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小野毛人」の関連用語

小野毛人のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小野毛人のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小野毛人 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS