小史と薬理とは? わかりやすく解説

小史と薬理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/01 01:57 UTC 版)

レバミピド」の記事における「小史と薬理」の解説

胃潰瘍治療薬として開発された。一般に胃潰瘍は、通常バランス取れている胃酸分泌関わる調節機能障害され場合に、胃液胃の粘膜消化する(傷つける)ことによって潰瘍ができるが、レバミピドプロスタグランジンPG)の産生促進させることで胃壁を守る粘膜増やし胃粘膜血流促すことで、胃の胃酸対す防御機能高め胃炎胃潰瘍治癒促進する働きがある。すなわち胃酸分泌コントロールするではなく防御機構回復させることで胃潰瘍治療するレバミピド開発以前胃酸分泌関係する物質としてはアセチルコリンヒスタミンなどが考えられていたが、大塚製薬のムコスタ開発チームそれ以外調整機能生体内にあると想定しラットへの酢酸投与により胃潰瘍発生させ、その治療過程において新たな治療効果を持つ化合物探し世界で初めプロスタグランジン胃粘膜保護作用発見した2011年粘膜修復作用着目してドライアイ点眼薬としても製品化された。

※この「小史と薬理」の解説は、「レバミピド」の解説の一部です。
「小史と薬理」を含む「レバミピド」の記事については、「レバミピド」の概要を参照ください。

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