対応環境とブラウザ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 16:25 UTC 版)
「日本語ドメイン名」の記事における「対応環境とブラウザ」の解説
日本語ドメイン名を利用するには、利用者側の環境が国際化ドメイン名(IDN)に対応している必要がある。 Internet Explorer(IE)、Firefox、Google Chrome、Safari、Operaは、2010年時点の最新版ではすべてIDNに標準対応している。ただし各ブラウザで偽キリル文字などでURLを偽装するフィッシング詐欺対策として、下記のような場合は国際化表記をせず、Punycode(「xn--」で始まる英数字とハイフン)で表記するようになっている。 IE / Google Chrome 利用言語以外の文字を含む場合、複数の文字体系が混在する場合は国際化表記しない。IEでは言語に属さない記号などを含む場合、Google Chromeでは内蔵のブラックリスト内の文字を含む場合にも国際化表記しない。 Firefox / Opera 内蔵のホワイトリスト外のトップレベルドメインでは国際化表記しない。Firefoxでは内蔵のブラックリスト内の文字を含む場合にも国際化表記しない。 Safari 内蔵のホワイトリスト外の文字体系を含む場合は国際化表記しない。標準ではラテン文字と誤認しやすい文字を含むキリル文字、ギリシア文字、チェロキー文字がリストから除外されている。 Windows XPに標準搭載され、2011年7月時点で約9%のシェアを持つウェブブラウザであるIE6は、IDNに対応していない。このため、IE6をIDNに対応させるためのプラグイン『i-Nav』がベリサインによって開発され、同社とJPRSによって無償配布されている。 また、対象が汎用「.jp」トップレベルドメインに限られるが、IDN非対応の携帯電話ブラウザ向けに「日本語JPアクセスサイト」がJPRSによって提供されている。
※この「対応環境とブラウザ」の解説は、「日本語ドメイン名」の解説の一部です。
「対応環境とブラウザ」を含む「日本語ドメイン名」の記事については、「日本語ドメイン名」の概要を参照ください。
- 対応環境とブラウザのページへのリンク