宿泊施設の不足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:05 UTC 版)
元々、徳島市内には阿波おどり以外にこれといった観光資源が無く、通年での稼働率や収支を考えると宿泊施設を無暗に増やすことができない。その結果、阿波おり期間中は宿泊施設が常に不足し、22:30の演舞終了とともに徳島市を離れてしまう観光客も多い(徳島県商工労働部観光戦略局観光企画課)。このため観光客の数の割には地元への経済効果は薄い。特に本州四国連絡橋と四国の高速道路網の整備によって以下のような観光客の流れができつつある。 京阪神方面からの観光客 - 神戸淡路鳴門自動車道(大鳴門橋・明石海峡大橋)経由でその日のうちに帰宅する。 香川県・愛媛県方面からの観光客 - 高松自動車道・徳島自動車道・松山自動車道経由でその日のうちに帰宅。または臨時特急「阿波踊り号」で高松駅や伊予西条駅方面にその日のうちに帰宅。 その他の遠方からのツアー - その日のうちに香川県、高知県、愛媛県へ移動して宿泊、翌日からは各県を観光する。 なお、この期間中は鳴門市など徳島県内各地や、徳島市に近い淡路島などの宿泊施設もほぼ満室状態となる。
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