家止め(いえどめ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 01:56 UTC 版)
「モノポリーの戦略」の記事における「家止め(いえどめ)」の解説
家の在庫は全部で32軒あり、売り切れてしまうとそれ以上家を建てられない。また、同じカラーグループに全てホテルを建設している状態でレンタル料が支払えずにホテルを売らなければならないとき、家の在庫が全くないとたとえ家1軒分程度の現金不足であっても家に戻すことはできない。このため、家を建てる現金はあるが家が建てられないという封殺状態になる。 このルールを利用して、家の建設費が安いブラウン・ライトブルーなどのカラーグループに家を多く建てて家の在庫を減らし、相手の家の建設を防いだり、逆転を狙ったりする作戦がしばしば用いられる。これを家止めという。 例えば、3か所の土地からなるカラーグループAに家4軒ずつ(計12軒)の家を建て、さらに別のカラーグループBに家4軒ずつ(計12軒)、合計24軒の家を建てると家の在庫は8軒になる。このため、他のプレーヤーによる家の建設を抑えたり防いだりする目的で、家4軒ずつの状態からあえてホテルにしない作戦が可能である。場合によっては全てホテルの状態からホテルを売却し家4軒に戻すことも戦術の一つである。ただし、ルール上、負債によってではなく自分の意思でホテルを売却する時はいったんホテルを全て売却しなければならないのでホテルから家4軒に建て直すには逆に資金が必要になる。よって、コストをかけても家止めをするだけのメリットがあるときに実行される。なお、相手がオレンジ〜グリーンに9軒以上の家を建てており、かつ現金も持っている場合、ライトブルーの家12軒などでは全く歯が立たないので、家止めはほぼ無意味である。状況を見てホテルを建てるか、より収益力の高い土地の獲得を目指すべきである。
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