実際の計算方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 16:40 UTC 版)
年齢構成の異なる集団で単純に死亡率で死亡状況の比較はできない。理由は、高齢者の多い集団では観測する死亡者は多く、若年層が多い集団では観測する死亡者は少ないからである。 以下に簡単に計算方法を示す。(紙面の関係で4階級の年齢の例とするが、階級数が増えても同様である。) 年齢階級基準集団観察集団人口 n i {\displaystyle n_{i}} 死亡数調整された死亡数( n i × p i {\displaystyle n_{i}\times p_{i}} )人口死亡数死亡率( p i {\displaystyle p_{i}} )40歳未満80000 80 80000×2/1000=160 3000 6 6÷3000=2/1000 40歳―64歳80000 160 80000×1/1000=80 6000 6 6/6000=1/1000 65歳以上40000 160 40000×2/1000=80 9000 18 18/9000=2/1000 合計200000 400 160+80+80=320 18000 30 観察集団の死亡率を計算する2/1000,1/1000,2/1000 観察集団の死亡率をもとに、基準母集団での各階級での調整された死亡数を計算する160,80 ,80 基準母集団での各階級での調整された死亡数の合計を計算する160+80+80= 320 よって10万人あたりの年齢調整死亡率= 320 / 200000 × 100000 = 160 {\displaystyle 320/200000\times 100000=160}
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