安息香酸プロピルとは? わかりやすく解説

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安息香酸プロピル

分子式C10H12O2
その他の名称Benzoic acid propylPropyl benzoate、n-Propyl benzoate、安息香酸n-プロピル、Benzoic acid propyl ester
体系名:プロピル=ベンゾアート、安息香酸プロピル


安息香酸プロピル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 17:06 UTC 版)

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Propyl benzoate
識別情報
CAS登録番号 2315-68-6 =
PubChem 16846
ChemSpider 15965 
EC番号 219-020-8
特性
化学式 C10H12O2
モル質量 164.201 g/mol
外観 無色油性液体、ナッツ様臭
密度 1.0230 g/cm3 at 20 °C
融点

-51.6 °C, 222 K, -61 °F

沸点

230 °C, 503 K, 446 °F [2]

への溶解度 不溶
溶解度 エタノールジエチルエーテルと混和[1]
磁化率 -105.00・10-6 cm3/mol
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
引火点 98 °C (208 °F; 371 K) [2]
関連する物質
関連物質 安息香酸メチル
安息香酸エチル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

安息香酸プロピル(Propyl benzoate)は、食品添加物として用いられるエステルである。

利用

安息香酸プロピルは、ナッツのような香りと甘くフルーティーなまたはナッツのような風味を持ち、食品用の合成香料として用いられる。また抗細菌活性を持ち、化粧品の保存料としても用いられる。セイヨウミザクラクローブの茎に含まれ、またバターにも含まれる[2]

反応

安息香酸プロピルは、安息香酸メチルプロパノールエステル交換反応によって合成できる。また、安息香酸とプロパノールからフィッシャーエステル合成反応によっても合成できる。

出典

  1. ^ Lide, David R. (1998). Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.). Boca Raton, FL: CRC Press. pp. 3-484. ISBN 0-8493-0594-2 
  2. ^ a b c Ash, Michael; Ash, Irene (2004). Handbook of Preservatives. Synapse Information Resources. p. 508. ISBN 1-890595-66-7. https://books.google.com/books?id=XZ2QB7bu5LwC&pg=PA404 2009年5月4日閲覧。 


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