安全プログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 00:28 UTC 版)
踏切障害事故防止プログラムの推進者として、2000年にBNSFは平面交差踏切解消プログラムを作成した。これは、BNSFと地域、地権者で不必要または余分と判断した踏切を廃止していくもので、全米で2,900カ所を超えた。これにより、踏切事故の総数がもっとも減少した鉄道となった。 2006年6月7日、BNSFは既存の鉄道網を維持するために、一級鉄道としては初めて鉄道ファンの参加を募集した。鉄道ファンにわずかな個人情報を会社の公式ウェブサイト上で入力してもらうことで、鉄道安全のための市民連合(the Citizens United for Rail Security、CRS)を構成しようというものである。登録すると、ウエブサイトはIDカードを発行し、それを鉄道ファン自身に携帯してもらう。カードには、ユーザの個人情報のほか、もしも近くを走るトラックなどが鉄道運行を妨げる状態になったり、なにか怪しい状況を見つけたときにどうすればいいかのガイドラインと、BNSFに通報するための通話料無料の電話番号が記載されている。 BNSFは、従業員に向けて「BNSFオン・ガード」という同様のプログラムを2003年より開始した。これは非常に効果を上げ、開始から約3年間で、盗難、破壊、放火、自殺未遂等も含めて200件を超える報告が寄せられた。BNSFはまたネブラスカ州 リンカーンの「ニュース・リンク」というウエブサイトと結び、従業員向けのニュースレターの印刷を依頼した。内容は、14の管理局とシステム職場それぞれの安全についてのもので、4〜28ページとさまざまな形式があり、月刊だったこともあれば季刊だったこともあった。
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