配線用遮断器
(安全ブレーカー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/29 07:47 UTC 版)
配線用遮断器(はいせんようしゃだんき、英: Molded Case Circuit Breaker; MCCB[1]、ノーヒューズブレーカー[2])とは過負荷や短絡などの要因で二次側の回路(負荷、電路[3])に異常な過電流が流れたときに電路を開放し、一次側からの電源供給を遮断することにより負荷回路や電線を損傷から保護するために用いる過電流遮断器[4]の一種である。規格は、『JIS C8211:2004 住宅及び類似設備用配線用遮断器』[5]に定められており『電気設備の技術基準の解釈』に呼び込まれている。
- ^ MCB(Miniature Circuit Breaker)は住宅用の小型のもをいうことが多い。
- ^ 三菱電機の商品名であるが、他社も使用している。かつて広く用いられた安全器は、トリップした場合にヒューズを交換する必要があるが、一方でブレーカーは多くの場合、部品を交換することなく復旧することができる。
- ^ 『電気設備に関する技術基準を定める省令』第一条第一号に、「「電路」とは、通常の使用状態で電気が通じているところをいう。」と定義されている。
- ^ 『電気設備に関する技術基準を定める省令』第十四条に、「電路の必要な箇所には、過電流による過熱焼損から電線及び電気機械器具を保護し、かつ、火災の発生を防止できるよう、過電流遮断器を施設しなければならない。」とあり、『電気設備の技術基準の解釈』第33条に、過電流遮断器として配線用遮断器を使用する場合の解釈が示されている。
- ^ 現在電気関係 JIS 規格に IEC 60364 規格 が取り込まれているが、配線用遮断器に関しては『電気設備の技術基準の解釈』(平成26年7月18日)第218条第3項に旧規格の使用が許容されている。
- ^ 1970年代半ば以前に普及していた。
- ^ 未来工業/製品情報/バックナンバー(「こだわりシリーズ第4回」「仮設ボックスへのこだわり」にて)
- 1 配線用遮断器とは
- 2 配線用遮断器の概要
- 3 構造
- 4 性能
- 5 脚注
安全ブレーカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 04:26 UTC 版)
分電盤の分岐ブレーカー等に用いられる小型のブレーカーである。2線のうち1線が接地された(中性線である)単相100Vの場合にのみ使用できる2極1素子(2P1E)、その他の場合に使用する2極2素子(2P2E)がある。
※この「安全ブレーカー」の解説は、「配線用遮断器」の解説の一部です。
「安全ブレーカー」を含む「配線用遮断器」の記事については、「配線用遮断器」の概要を参照ください。
- 安全ブレーカーのページへのリンク