宇治橋の鳥居
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 15:02 UTC 版)
橋の両側の鳥居の高さは7.44m、直径は最も太い部分で約70cm、総重量は約5tで、外側(西)の鳥居は、外宮正殿の棟持柱の古材から、内側(東)は内宮正殿の棟持柱の古材から作られる。式年遷宮に合わせて20年ごとに建て替えられ、第62回式年遷宮では2014年9月29日に起工、同年10月3日に完成式を挙行した。完成式では外側の鳥居に笠木をはめ込んで鳥居が完成し、お祓いが行われた後、神職ら約100人がくぐり始めを行った。初めて鳥居が設置された時期は不明であるが、室町時代後期の宇治橋を描いた絵には既に鳥居も描かれている。 明治以降、これらの鳥居が建て替えられると外の鳥居は三重県桑名市桑名宿の七里の渡しで、内の鳥居は鈴鹿峠の麓にある三重県亀山市関町関宿の関の東の追分で、それぞれ神宮遙拝用の鳥居に20年間使用されている。その後も日本各地の神社で鳥居や部材として再利用される。
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