宇宙への展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 19:46 UTC 版)
Diwata-1は国際宇宙ステーションのきぼうモジュールから放出されることになっていた。放出前の4月には最低18か月の活動計画のために事前準備としてステーション内で検査された。 放出するのはきぼうに搭載されている小型衛星放出機構(J-SSOD)であり、2016年1月の時点ですでに106の小型衛星を放出しており、Diwata-1の放出は小型50㎏級の衛星を放出する初めての試みだった。当初Diwata-1の放出は2016年4月20日か21日のどちらかに予定されていたが、シグナス打ち上げに先立って、DOSTは衛星の放出時期を3月21日から4月30日までの間でISSが最も高い高度にあるときにすることをJAXAに要請し、後に放出は4月27日午後7時(フィリピン標準時PST)に行われることが公表された。実際の放出作業にはイギリス人宇宙飛行士ティム・ピーク(英語版)が携わり、7時45分に衛星軌道に乗せられた。 放出の際には、JAXA筑波宇宙センターで日本の国旗とともにフィリピン国旗が掲げられた。
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