子眉嶺神社の七不思議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 07:16 UTC 版)
当社境内には、七不思議と呼ばれるものがある。 南天の桜 社庭南側にあり、南天の実のように花が一か所に咲くため「南天の桜」と呼ばれる。 北斗の松 神社前の石階段東側にあり、海岸に漂着した姫がお産の時にしがみついたため北側に向かって曲がっているという。 七葉の柏 社庭西側にあり、葉が7枚ずつ一群をなして生えることから名付けられた。初代「七葉の柏」は明治37年9月の暴風雨で倒木したため、その跡に当時の宮司が柏の苗を植樹したという。 鏡ヶ池 社庭東側の谷地にある周囲3.7メートルほどの池で、そばに御神水が湧いており、池へと流れ込んでいる。この水と池は、いかなる旱魃の時も水が涸れたことがないと伝わる。鏡ヶ池の名称は、姫君が池の水を水鏡にしていたという言い伝えにちなむ。 片葉の葦(よし) 鏡ヶ池周辺にあり、茎の一方にのみ葉をつけるという。夷子別神と白媛神はこの葦を餌として馬に与え育てたという。 芽白の笹 鏡ヶ池周辺の丘にある笹で、芽が白いため「芽白の笹」と呼ぶ。馬が普通の笹を食べると病を起こすが、芽白の笹を馬が食べても病にはならないという。また、鏡ヶ池の御神水に浸した芽白の笹を馬に食べさせると、馬の病気によく効くと伝わる。 九曜の皐(さつき) 神社前の石階段西側にあり、花が9枚重なり白飛びに咲くという。 なお、七不思議のうち、南天の桜・七葉の柏・九曜の皐は、姫君が漂着した時に植木として持ってきたものであると伝えられている。
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