女神ネルトゥスとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 00:34 UTC 版)
女神ネルトゥスについては、さまざまなゲルマン民族の部族によって敬われていた神であることが1世紀にローマの歴史家タキトゥスによって著書『ゲルマニア』に記述されているが、この女神とニョルズはしばしば同一視されている。ニョルズの名がアイスランドの文献に現れるまでには約千年の時間がたち、かつ性別の違いがあるものの、ネルトゥス (Nerthus) の名はニョルズの名と語源を同じくしている。またニョルズの子であるフレイとフレイヤのそれぞれの名前の語源も非常に近いものであり、この2名が双子の兄弟姉妹であることから、ニョルズとネルトゥスも性の異なる双子である可能性が指摘されている。結果的に、『ロキの口論』で語られる、ニョルズがフレイヤとフレイをもうけた相手とされる無名の姉妹と、ネルトゥスが同一視された。
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