奉神礼および集会での祈り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:16 UTC 版)
「聖母マリア」の記事における「奉神礼および集会での祈り」の解説
各種奉神礼の祈祷文において、祈りの区切り部分にほぼ必ず生神女マリヤに転達を祈願する祈りが設定されている。例えば、早課や晩堂大課のカノンは基本的に イルモス(連接歌) - 複数の指定の讃詞 - カタワシヤ(共頌歌) という構造を連続させているが、指定の讃詞の最後はほぼ必ず生神女マリヤの転達を祈願するものとなっており、カタワシヤも多くは生神女の転達を祈願する内容の聖歌となっている。 また正教会での各種集会は、聖歌を歌い司祭が祝福することで始まり、聖歌を歌い司祭が祝福することで終わるが、通常、集会の始まりに歌われる聖歌は聖神(せいしん:聖霊のこと)が降るように祈る「天の王」であるのに対し、集会の終わりに歌われる聖歌は「常に福(さいわい)」という、生神女への讃詞である(特定の祭期には別のものが用いられる)。 さらに、聖体礼儀においては、聖変化の直後に「常に福」かザドストイニク(常に福に代えて歌う生神女讃詞)を歌う。
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