奉曳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 15:18 UTC 版)
各奉献団は所定の日に宮域の所定の位置まで御白石を運び込む。奉献日程が先に決まり、その次に各奉献団の奉献日・時刻が代表会議の場で、抽選により決定する。 御白石は樽に入れ、奉曳車に積み込み、綱で引っ張って宮域まで運搬する。奉曳の前に采を持った青年および子どもの木遣子(きやりこ)が木遣歌を歌い、奉献団を勢い付ける。車は「挺子方」が操縦するため、挺子方の人選は慎重に行われる。御白石を曳く道中はゆっくりと曳き、途中で木遣子が踊りを披露しながら進むが、内宮・外宮の宮域に近付くと「エンヤ曳き」と呼ばれるエンヤの掛け声で威勢よく曳くようになる。なお、川曳の場合は奉曳車ではなく、ソリを使って曳く。またソリを用いる奉献団は、外宮の陸曳でも同じソリを使って奉曳する。
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