太陽観測所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 04:42 UTC 版)
「国立天文台三鷹キャンパス」の記事における「太陽観測所」の解説
三鷹キャンパス内には、太陽磁場を可視化するための観測装置を有しており、京都大学大学院理学系研究科附属飛騨天文台と共同で、太陽磁場変動を捉える観測を行っている。 附属観測施設として、1949年に開所した乗鞍岳山頂に乗鞍コロナ観測所を有しており、東京大学宇宙線研究所と共同で、太陽コロナの継続観測を行っている(老朽化のため2009年度末をもって共同利用観測を停止する)。設置されている3つのコロナグラフのうち、10cmコロナグラフは、1950年に設置された国産第一号(製造:日本光学工業(現:ニコン)製)であり、日本では他の観測所では運用していない装置。理由としては、コロナグラフを運用するためには、大気の澄み切った場所ではないと、運用が難しいため。世界的にも運用数は少ない。 上記の目的で、観測施設を活用する際には、公募を行い共同利用観測に付している。
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