太陽光発電設備の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:50 UTC 版)
「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島」の記事における「太陽光発電設備の導入」の解説
環境問題がクローズアップされる昨今において、欧米では敷地面積の大きなスタジアムへの太陽光発電の導入が相次いでいる。2007年にアメリカのAT&Tパークは、野球場としては世界初となる年間12万kWの発電能力を持つ太陽光発電システムを設置したが、日本では埼玉スタジアム2002(8,500kW)や熊谷スポーツ文化公園(3万kW)などで比較的小規模の太陽光発電が行われているに過ぎなかった。 2008年、広島市は「2009年度市役所低炭素化プロジェクト」において、当時建設中の新球場に年間10万4,800kW(ナイトゲームで使用する照明の32試合分)の発電能力を持つ太陽光発電システムの導入を決定した。2009年のオフシーズンを利用して、スタンド屋根に560枚の太陽電池パネルが設置され、同様の工事が行われた阪神甲子園球場と共に2010年春以降、国内初のスタジアムによる大規模太陽光発電を行っている。発電された電力はナイター照明のほか、空調設備などに使用されており、二酸化炭素の年間排出量を約70トン削減できるとされている。球場正面のエントランスにはPRモニターが設置されており、来場者はここで発電状況を確認することができる。
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