太田氏房とは? わかりやすく解説

太田氏房

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 08:56 UTC 版)

太田 氏房 / 北条 氏房(おおた うじふさ / ほうじょう うじふさ)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将後北条氏の家臣。北条氏政の四男。武蔵岩付城主。太田源五郎と同一人物と考えられてきたが、現在では別人とされる。太田姓を称したかは定かではない[注釈 2]


注釈

  1. ^ 黒田基樹は近世成立の系図史料などでは氏房の妻で「小少将」と称した人物のことを伝えているが、正しくは源五郎の妻で、氏房妻とは別人と考えるのが妥当としている。一方で小少将という名は氏房の妻と考えるのが妥当としている[3]
  2. ^ 太田姓を名乗ったとされるのは軍記物のみで、本人は北条姓を名乗り、他者からは「岩槻殿」と呼ばれていることが朱印状などから明らかになっている。
  3. ^ 『駿河大宅高橋家過去帳一切』『今川家瀬名家記』などには、氏房と北条直定は同母兄弟とされる。しかも、氏房・直定の母は氏房没後の文禄年間に健在であったと伝えられている[4]
  4. ^ 寺沢広高預かりとなったという確たる資料はない。おそらく文禄の役に際して、肥前名護屋へ出陣、同地で没したことからの推測と思われる。

出典

  1. ^ a b c 黒田 2018, pp. 10.
  2. ^ a b c d 黒田 2018, pp. 11.
  3. ^ 黒田 2017, pp. 109.
  4. ^ 黒田基樹 『戦国北条家一族事典』戎光祥出版、2018年、113頁。ISBN 978-4-86403-289-6 


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